美容・形成外科医 中村優のブログ

美容・形成外科・メディカルイラストレーションなどについて書いていきます。

クマですが、なにか? 赤クマって何よ?編

こんにちは、形成外科認定専門医・博士 中村優です。
イラストばかり書いているせいで、先日Twitterで「先生は執刀もされるんですか?」と聞かれてしまった中村です。しますよ執刀!?
そんな中、やはりまたイラストの更新です。

 

今回は赤クマについてです。

 

クマ取り関連はこちらも参考にしてください。。
 →なぜできるかpart1, クマのいろみの種類part2,クマ取りで起こる注意事項;術後変化part3

 

f:id:NakamuraY:20210125142426p:plain

赤クマ自体は眼輪筋の色が皮膚から透けて見えている状態です。これは①瞼の皮膚が薄いこと②瞼の皮膚には直下に筋肉があることなどから生じる現象な訳です。

 

ですので治療としては①眼輪筋の押し出しを軽くする=除圧、あるいは②眼輪筋より浅い層になにがしかを充填するの2つに大分されます。その分類の中で、それぞれ細かく手術技法があるのですが、あまりに専門的がすぎるので今回はそこまでは触れません。

注意としては適切な診断に適切な治療を施すことで病態は解消されるということにあります。何がいいたいかというと、赤クマでないものにこれらの治療をしてもクマは解決しないだろうということ。また、その他の病態との複合したものであったら、赤みの要素のみ解決して、一部残るということです。

赤クマはとれたけど、茶クマ(シミ、色素沈着等による)が残る!や、ゴルゴ線が残る!などがその典型です。

ということでその他のクマについても今後イラスト解説していきます。

 

近々。 


それでは、今回はここまで。 

2021/01/25 中村優