美容・形成外科医 中村優のブログ

美容・形成外科・メディカルイラストレーションなどについて書いていきます。

ザッツ形成外科!! ~なんでもどこにでもくっつけれるサイキョー術式があるんだってさ!~

形成外科認定専門医・博士の中村優です。こんにちは。

 

今回は形成外科が何をしている科なんだか紹介していきたいシリーズ第5弾!
テーマはマイクロサージャリーです。

 

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Q.形成外科は手先が器用じゃないとなれませんか?

A. お箸を使って食事ができる人なら誰でも大丈夫です。
A. 形成外科診療において手先が器用であることが有利に働くことはありますが、それでないとだめということは全くありません。

(日本形成外科学会公式HPより)


ほんとぅ~(´ε` )?
細かい作業だけが形成外科ではないのですが、細かい作業にこそ形成外科の真骨頂があるのは事実だと思うのです。
そんな形成外科ど真ん中、花道の治療分野。
顕微鏡下血管吻合術、マイクロサージャリー。

体中の組織は血によって栄養されているわけなので、血管さえつないでしまえば体のどこに何でも移植できるよね、という力技の理論です。
切断された指なんかは元の位置につなぎ直すだけなのでもちろんのこと、違う部位に持っていくことなんかも可能なわけです。他人の物をくっつけることだって可能なわけです。烈海王の腕を愚地克己に移植するのは、もはや夢の世界ではないのです。架空を現実に!プルス・ウルトラ!(ただし、コレは免疫系の抑制が必須)

そんなロマンに憧れて中村も当初形成外科に入局を決めたモノです。

 

 

それでは今回はここまで。


2021/9/11 中村優